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『無題』(今現在は)

第2章 ~夜の仕事~

本当なら未成年を

こんな時間まで

いくら手伝いでも

しない

させないのが

当たり前な話

けれども春風春菜は

誰かが見てやらなければ

いけない

春風春菜自身も

一人で居ては駄目と

分かっているから

こんな形になってしまう

それを分かっている

和服姿の女性だから



一緒に帰っている女性も

分かっているから

しな

させないが出来ない

誰かが春風春菜を

あのマンションと言う名の

アパートで見てやれたら

本当に良いのだが

それを春風春菜を

見るたびに思う女性

「寒いわね。コンビニ寄ってこう(笑)。」

「はい…。」

そう言って自転車を停め

鍵を掛けてコンビニに

入る女性と春風春菜

雑誌を立ち読みしたり

甘い物と温かい物を買って

コンビニの中に設置

されているテーブルと椅子

そこで食べ飲みするのも

女性と春風春菜の

日課みたいな感じである

春風春菜も朝方の

コンビニからの

人々の顔を見るのが

好きである

日や曜日

天気とかで

人々の様子が

毎日

違って見えるからである

その春風春菜を見るのが

好きな女性

であったりもする

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