テキストサイズ

『無題』(今現在は)

第3章 ~出来ない訪問~

「初めまして(笑)。春菜が、いつも御世話になっております(笑)。色々と御迷惑をお掛けして、すみません(笑)。」

「!いっ、いいえ…。?」

丁寧で優しい口調で言う

春風春菜の母親と思っている

和服姿の女性に恐縮する

池田晶子

「彼女はね、私の教え子なのよ(笑)。」

「!そうでしたか…。」

それなら分かる気がした

池田晶子

「真里子先生?こうして…お会いさせたと言う事は…?」

と聞く和服姿の女性に

うん?となる池田晶子

「ええ…このまま知らないで春風さんを見て頂く事も考えましたが…池田先生の春風さんへの担任としての気持ちが分かりました。今更なんて卑怯ですよね…。」

と言う校長先生

何を言っているのか

分からない池田晶子

「真里子先生…。ご自分を責めないで下さい…。私が春菜の為を思って言い出した事…。悪いのは、この私ですよ…(笑)。真里子先生…(笑)。」

と言う和服姿の女性

「真紀…変わらないわね…(笑)。池田先生、この子は藤原真紀…訳あって、今は春風さんの母親をしています。本当の母親ではありません…。」

と言う校長先生の言葉に

驚き藤原真紀を見る

池田晶子

ストーリーメニュー

TOPTOPへ