テキストサイズ

愛憎

第101章 うみ

うみ
うみ
眺めたら
足下から波が押し寄せた


ひいては
ひきよせられる


恋心の様に


花火は
上がり

あなたの熱が
触れた指先から伝わる



綺麗な花火は
海にうつり


絵の具を落とした月が揺れる。。


うみ
うみ


寄せては
返す
恋心



短いなら
咲き誇る花火の様に


この恋を
閉ざさないで


海の様に
あなたを包み


絵の具をおとし
あたし色に染まればいい

ストーリーメニュー

TOPTOPへ