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愛憎

第28章 君

僕の総ては君で
君の総ては僕じゃない


僕を優しく諭してくれる
君の優しさは
僕を孤独にする


たとえ君が違う人を好きでも
僕は君を愛してるだろう


たとえ無駄な明日を迎えても
君は笑って
僕に微笑むだろう


冷たい雨が
優しさをこの身体から熱を奪う
君は
僕を抱き締めて
優しく髪を撫でるだろう

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