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愛憎

第48章 忘れゆくキミへ

僕は…忘れてしまう病気なんだ

僕は…キミをいつ忘れてしまうか
怖いんだ


少しづつ
僕の中にある大きな消ゴムが
総てを白紙にするんだ


僕は…キミをいつ忘れてしまうか
怖いんだ


だから
僕は…忘れゆくキミへ

少しづつ
優しさで…包んであげるから…


僕が忘れても
僕の白紙になった
頭のキャンパスに
たくさんの色を使い
未来を描いてくれないか…


忘れゆくキミへ
僕の心は
いつも
キミへと繋ぐ

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