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愛憎

第88章 通信

どうして
あなただったんだろう
タイミングなのかな

あけっぴろげな
心の窓に
いくつも通り過ぎた人もいて

渇いた風が
あたしを何度も過ぎたけど

携帯を見ながら
駅のホーム歩く
アプリを開ける瞬間から
始まる運命に
翻弄されながら
綴る文字

寒い空は
高く
そびえ立つビルはジャングルの
様に
あたしを閉ざし


あなたの
暖かな文字が
あたしの渇いた身体を潤す

あけっぴろげな
心の扉が
花の色に染まる


文字で伝わる
愛情を
あなたと繋がるように
願う指

好きになりすぎたら
どうしょう
好きにならなかったら
どうしょう


街並みを
歩き
あなたを探す
居たらいいのに、、、とか
想いながら
あなたを探す

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