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君と僕の空【BL】

第1章 兄ちゃんと僕

「…っにぃ…ちゃん?」

朝起きていつもより出てくるのが遅い兄ちゃんを不信に思い部屋にいったんだ。

そこにはキンキンでツンツンの髪をした兄ちゃんがいた。

『おー悠!どうよこれ』

目尻をふにゃりとさげ微笑まれた。

どうって言われても…

僕は前の優しい兄ちゃんの方が好きだ。

「兄ちゃん…なんで…」

今の僕にはこれしか言えなかった。

弱虫だから。

泣き虫だから。

『これねー趣味なんだよ』

ビクリ。

体が硬直した。

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