帰り道
第1章 別々の道
私が大輔を好きだってことはみんなからみてたらまるわかりらしく、大輔がいない時によく冷やかされた
りっちゃんにはよくこの事を相談した
りっちゃんは「里奈なら大丈夫っ!!」ってずっと言ってくれた
…―だから私は最後の日、卒業式の日に大輔に告白する事に決めた―…
大輔に告白しても、きっとOKはもらえないだろうし
仮にOKをもらったとしても、高校も違うし、遠距離恋愛になるだけだから、辛くてどうしようもなくなるだろう
だから大輔を困らすだけって事もわかっていた。私は彼に自分の想いを勝手に告げて、去っていくのだ
…でも言わなかったら、もっと辛くなる気がして…だから…決意いた
―…そして私は大輔と二人で帰っていた―…