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精霊と共に 歩睦の物語

第12章 歩睦、知識を集める

それから、たくさんの武器や道具の説明をうけた


楓先輩がくれた回復アイテムは飲んだからわかるけど、他の道具の使い方は、使ってみないとわからない…

だから、「ふーん」「へー」と言うしかない。



「質問いい?」
 歩睦は手をあげる。

「何が聞きたい?」
 信司が歩睦の方を向く。




歩睦「葉多にはその頃から精霊がいたの?」


景「精霊とは、万物の根源のひとつひとつに宿っている力。
  いつの世にも存在…するわ」

歩睦「ユティルの仲間…僕の仲間になる精霊ってどれくらい?」


景「歩睦の守護精霊は大地の精霊ノームよ」

歩睦「そうじゃなくて、さっきユティルが『いろんな精霊』に会えるって言ったから」

景「ユティルのって言うなら、玲亜のって事かしら」


{玲亜のってにするなら十体だよ}

歩睦「仲間じゃない精霊がいるの?」


{他にもたくさんいるよ!でもね。僕らはマルチル様の精霊なんだ!
 だから、廷羅に存在している精霊と同じであって、違うモノなんだよ

 本当は、精霊の呼称だってそれぞれ違う。
 でも、歩睦たちにはこの方が感じやすいでしょ?}

歩睦「ノームって呼称?」

{そう!}

歩睦「ゲームの影響だ…と思うけど…」

{僕ら一族は、その時代にあった呼称で十分だよ

 僕にとって『ユティル』の方がずっと大事!
 この名前は歩睦と僕の絆だから♬}

景「土のノーム・風のシルフ
  水のウィンディーネ・炎のサラマンダー
  雷のヴォルト・氷のフラウ

  岩のティターン
  樹のドリュアス
  雲のニュアージュ

  虹彩のイーリス

  この十霊が“玲亜の精霊”よ」

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