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アンタしか。

第2章 起



「良いじゃん別に。
 アンタだって女に興味が無いわけじゃないでしょ?」

胸が強調されるように、前屈みになる。


「そ…それは…」


お、動揺してる。
このまま……かけるか。


「あたしは男とヤレる。アンタは童貞卒業。
 ハッピーエンドじゃない。」

「………」


「じゃあ決定ねっ」


あたしは半ば強引に山内の腕を引き、空き教室へと向かった。


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