
アンタしか。
第6章 挿
ハァ…ハァ…
山内のを慎重に躰から抜いてから、山内の横に寝そべり、2人して息を整える。
「山内…アンタ…やっぱり、上手いね…すげぇ良かった…」
「ありがとう…ございます…僕…も…良かったです…」
「…でも驚きだなぁ…意外と…積極的なんだね…最後なんて自分から…キスまでしてくれちゃってさ」
「あ…あれは…あんまり大きな声出したら…外に聞こえるかと思、って…」
それを聞いて、あたしは思わずガバッと起き上がった。
「はぁ!?今更んなこと気にしてたの!?今まででも十分聞こえてたっつーの!」
「…え!?そうなんですか!?」
「そりゃそうだろ…ここ別に防音されてる部屋でもねーし…」
「えぇ…そんなぁ…」
駄目だ、コイツ…。
