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2人の男の攻略法②

第5章 ココロ




そのあと翔のモノを受け入れ、さすがに疲れたのか雪は眠ってしまった。


雪のナカに放ってしまった精液を翔は優しく掻き出す。

どろりと溢れてくる2人分の精液をすべて掻き出すと、翔はそこを濡れたタオルで優しく拭った。


圭は汗でしっとりとした雪の身体を綺麗に拭いていた。

愛おしくてたまらない雪の寝顔。



「圭、俺・・・今日のこと忘れないと思う・・」


「ん?」


「雪が、俺たちを受け入れてくれたこの日を・・

ホントは、怖かったと思うんだ。
あんなことがあって、
キスするのさえ震えてたのに・・
それでも俺たちを受け入れてくれた。

俺達に・・好きだって伝えてくれた。」


「そうだな。」


「俺は雪を傷つけたのに、それでも雪は許してくれた。
もう2度と傷つけたくない・・・
あんな、泣きじゃくる雪の顔は見たくない。
雪には笑ってて欲しい。
その為だったら俺は努力する。」



ポンポンと圭が翔の頭を撫でる。


「俺も、同じ気持ちだ。

正直、今日、翔がいなくなって不安だった。
俺一人で雪を支えれるのかって、そう思った。

雪だけじゃない。俺にとっても翔は大切な存在だよ。
翔にとって俺も、そういう存在になれればいいと思う。

翔・・・雪の事
一緒に守ってやろう。
雪が心から笑える日まで・・・
一緒に見守ろう。」




二人は、雪の髪を優しく撫でながら、雪の小さな身体を抱きしめた。







いつかは終わるのかもしれない。


だけど


そんなこと考えたくなかった。


今はただ・・


3人で幸せになりたい。





ただそれだけを願った。

















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