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学校の授業も終わり、特に部活をやっ

ているわけでもない俺は暇を持てあま

していた。

「天野君！」

暇だな～、とか考えながら荷物をまと

めていると、ある少女に声をかけられ

た。

「ん？おぉ、桐崎。どした？」

俺が尋ねると彼女、桐崎美由　

(きりさき　みゆ)少し困ったようにえへ

へと笑った。

特に用事は無いようだ。

最近桐崎は何故か用が無いのに俺と話

したがる。

まあ、別に構わないのだが･･･。