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狼彼氏!?

第16章 離れゆく心

家を出ると私と琥は、手を繋いで駅へ向かった


こうして琥とまた手を繋げるなんて


私は、嬉しくて自然と笑顔になった


「何笑ってんだよ」


私を見て鼻で笑う琥


『だって~…また琥と手繋げて嬉しいんだもんっ』


「あ…ぁあ…そうだな。……嬉しいよな」


そう言うと琥も笑った


琥?なんか無理してる?


私は、その時少しだけそう思った



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