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「でも正直、琥が彼女作るとは、思わなかったわ」


瑛は、煙草を地面に捨て脚で踏みつぶしながらそう言った


『……俺も思わなかった』


「なんだよそれっ」


なんだろうな…


今まで好きな奴も居なかったし、女なんて面倒だと思ってた


でも…


『なんか…ちさ見るとほっておけねーっつーか…なんだ？その……守りたいって思ってさ』


「そうかそうか、でも安心したよ！俺なりに心配してたからさ！」


『……』


「琥は、人を好きにならないかと思ったけど…大切にできる奴が見つかって…なんか俺も嬉しいよ」


………瑛。


瑛がそんな風に思ってくれるなんて思わなかった


なんか気持ちわりー…


でも、ありがとな