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Halloween ー影なる聖夜ー

第2章 出会い



「すみません、急用が出来たんで、先に上がります!」


 店に駆け込むなり店長を掴まえてそう言付けをすると、ものの数秒でカボチャを着替え、また表に走り出す。

 カボチャの中は熱気が籠もっていて、相当の汗をかく。そのまま外に出たために、秋の外気温は最早凶器と化していた。


 凍てつく空気と凍える風で上半身の体温が見る見る内に低下する。

 ...やっぱり、寒いのは好きになれそうもないな。

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