鳴宮くんは悪い子‼
第3章 鳴宮 和輝?だれそれ?
教室の黒板には、【通常授業の生徒は化学室へ】という雑な文字が。
ちぇ(´ε`;)
* * *
チャイムと同時に化学室に着いた。
幸い、先生はまだみたい。
それはよかったんだけど。
「あれ、清水さん、教科書は?」
「わ、忘れちゃった」
もともとサボるつもりだったし…
陸に教室投げ込まれて、いいや逃げちゃえって感じで手ぶらのまま教室出たら、陸のやつ見張ってて…(汗)
『サボんのか?あ?』
って言われて。
走ってここ来たから…
筆箱とかノートとか、全部教室なんだよなぁ。
授業始まったし、今更取りに行けるわけない。