 
鳴宮くんは悪い子‼
第8章 陸と鳴宮と眼鏡くん
「…よぉ」
にんまりと笑う眼鏡男は、私に肩を回す。
あれ、この男も陸より背が高い。
みんな、何食べてんの?
笑「ちょ、何?」
陸「…」
眼鏡「昨日はありがとなー。血、拭いてくれたの」
え?あぁ。
私のナイチンゲール行動ね。
………ノーベル平和賞貰えるかな?
「何にやけてんだよ?きもぃ」
え、眼鏡くん意外と毒舌…
えみ、悲しいっっ(T_T)
なーんてね。
「なんなの?今陸と話中なんだけど。用はそれだけ?」
すると、眼鏡くんはきょとんとして、
「ふーん」
「またお前か」
陸は不機嫌そうに頭を掻く。
知り合いなの?
「陸…知り合い?」
陸にイケメンの友達がいるなんて…
はっΣ( ̄□ ̄)!
もしやホ…
「変な想像すんなよ。見てわかんねぇの?」
陸が眉間にシワを寄せる。
それと同時に眼鏡くんは「バラさないでよ~」と眼鏡を取った。
「はっ……?」
 
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