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見える。

第4章 退院。

…放課後…
1人歩く帰り道。一応私は運動部なので、万が一の時の事を考えてまだ部活には出たらいけないと中澤先生からは言われていた。友達は大体部活に所属していて、私は今日は1人で帰路につく。時刻は6:30。季節は9月の終わりかけ。もう大分暗くなってきた。
ここは田舎だから街灯が少ない…早く帰りたいからって、私があえて近道を選んだ事もある。しかし私もれっきとした女子高生だ。街灯もない暗い帰り道は怖かった。まぎらわすために携帯をいじりながら歩く。


と、その時。



ずるッ

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