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見える。

第1章 始まり

『バイバーイ』
そう言いながら、私は友達と別れた。今日は金曜日。今日は部活で遅くなってしまい、もう19:30だが、明日は部活もないし、家でゴロゴロ…なんて考えてた、横断歩道。青だった。当然私は渡る。…なのに…
パパーーーーッ!!
クラクション。
するどい光。ドンッッ
車のボンネットに私の体が勢い良く当たる。地面に叩きつけられる私の体。女の人が叫ぶ声。次第に薄れていく意識と比例するかの様に集まっていく、人。
ここ田舎なのにこんなに人いたのかーってくらい。てかヤバいな…私死ぬ…の…か…な……そして、私は……

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