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キス☆

第3章 部屋。

柚は、優しく触れるその自分ではないものに酔いそうだった。





もっと、たくさんふれていたい…






そう頭のなかに廻った思考が、ぎゅっと握られたその快楽の波によって片隅に追いやられる。

強い刺激のあと、優しく包まれるような感覚に柚は果て。

乱れた呼吸が荒く肩で息をさせていた。




「み、ずき…」

潤む目が瑞希を見つめる。
ちょっぴり恥ずかしながら呼ぶ声も、甘い。

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