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キス☆

第3章 部屋。

少ししたところで、瑞希が柚を持ち上げ、またキスをした。
そして耳元で、一緒にしよ?と囁く。


返事も聞くのか聞かないのか・・
ずり上がった柚と、瑞希の全裸のカラダがぴたりと重なり合う。

再び起き上がってきていた柚の其れと、瑞希のものが重なり合う。
あたたかい、血液の流れ・・・


とくん とくん
と、やさしいリズムが聞こええるようだ。


二人はお互いにお互いのを擦り合せ、優しく、強く、包み込む。


「みず、きっ・・や、ばいかもっっ」
「ぁ、はっ、オレもっ」




ほぼ同時に二人は果てた。
静寂に包まれる部屋の中で、二人の荒い呼吸だけが響く。


と、その静寂を破るかのように、ククク、と笑い声がする。
先に笑い始めたのは瑞希だった。
つられて柚もケタケタと、子供のように笑う。

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