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土曜日の逢瀬

第4章 3年前の話

基本的に一つの事に夢中になると
他は見えなくなるので、
仕事だけに打ち込んでいる
のは苦痛ではなかった。


学生の頃はバイトと遊びが
最優先で学校は二の次だったのが、
就職して仕事が最優先になり、
恋愛や遊びは二の次になっただけだ。


付き合っていた彼氏も、
就職してすぐに分かれてしまうほど。

今は恋愛にベクトルが
向いていなかった。


だからあんなに考えていた修二の事も、
すっかり思い出さなくなった。


まぁ、キスしないと
思い出さないからね。笑

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