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土曜日の逢瀬

第4章 3年前の話

「今年の夏は遊びたーいっ!!
恋したーい!(≧∇≦)」

仕事を始めて4カ月。

やっと慣れてきて
生活にも余裕が出てきた。

余裕が出るとついつい
悪いクセが顔をのぞかせる。


(息抜きしなきゃ、
仕事も頑張れないっ!)


待ってましたとタイミング良く
仕事も夏休みに入った。



前半は優子を誘って、
海に行ったり花火大会に行ったり…
夏を満喫したっ!


思えば、友達と遊ぶのも
久しぶりな気がする。

職場でも仲間には恵まれていて、
同期もすごく仲がいい。

同期との飲み会などはするものの、
やっぱり気心知れた
友達と遊ぶのは楽しい。


そして後半は…やっぱり合コン!!

大学時代の友達に誘われて行った
合コンで彼に出会った。

名前は…
嶋田陸(シマダリク)

陸は背が高くて、スポーツマン系。
関西出身らしく関西弁が
新鮮でカッコ良く感じた。

(方言マジックやばす!!)

陸は人当たりが良く話しやすい人で、
初対面とは思えないくらい話が弾んだ。


合コンがお開きになって、
二次会に行こうと盛り上がっている時…

陸が耳元で内緒話をするように
話しかけてきた。

「美佳ちゃん、このまま抜けて
もう少し俺とはなさへん?」

私ももっと話たいと思っていたから、
OKしてしまった。

そしていく宛もなく、なんとなく
勢いで陸の家に来てしまった。

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