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土曜日の逢瀬

第4章 3年前の話

「えっ、ちょっと待って!
…いっ、いいけど…
今実家に住んでないんだよ。」

「あっそうなん?
どこ住んでるの?
まさか県外とか!?」


「いや、地元は離れてないよ。
線路沿いの公園分かる?」

「学校の近くだろ?
分かる分かる。」


「その裏のマンションだよ。」

「OK~っ♪
じゃ着いたらまた電話するから!」


そう言って電話を切った修二。


「はぁー。」

電話を切って大きなため息…

めっちゃドキドキした。

修二の中ではもう
なかったことにしてるんかな?

あの時のキス。

あたしがどんだけ悩んだか。

ってか今でも忘れてない…


声が聞きたくなった
なんてズルイやつめ。


嬉しいじゃんか。。。

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