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土曜日の逢瀬

第4章 3年前の話


「…っ!!」

思わず言葉を失って固まる私。
顔が熱を持って赤くなって
いくのが自分でも分かった。


「さーて、何飲もっかなぁ~?」

どこか愉しそうに
メニューを広げる修二。

(修二めぇ…。
わざとやってるのか!?)

「あっ、あたしも見るっ!」

と一緒に覗きこむ。



(修二に遊ばれてる場合じゃない。)

ギュッと目をつぶって
小さく首を左右に振る。

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