
大好きの意味
第4章 放課後
隣を見ると、裕翔も眠っていたのでそっと起こした。
「ん…あ、翔…」
「起きた?」
「ん、うん………。」
裕翔はまだ寝坊てるみたいだった。
「私そろそろ帰らなくちゃ」
「あーもう7時半か…。」
裕翔は枕元の時計を見て呟く。
「うん………。」
私たちの家は遠いから、早く帰っても家に着くのはそれなりの時間。裕翔は自転車で駅まで送ってくれた。
「気を付けろよ」
「うん。ありがと」
裕翔は改札に向かう私にチュっとキスをした。
―全くもう…一目もはばからず///
でも嬉しい私は笑顔で裕翔に手を降った。実際はまたしばらく遊べないから、凄く寂しいんだけどね…。
