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大好きの意味

第6章 いきなりの告白



「あれ?桃ちゃん?」


戻って来た私は桃ちゃんが自分の部屋に居ないことに気付き焦った。

「桃ちゃん!?」

「………(はぃ!)」



なんか、どっからか声が聞こえた気が…


「…(翔…ちゃん!!)」


・・・!?
なんかぬいぐるみの山がもそもそしてる。ぬいぐるみを一個ずつどけると、手が出てきた。

「も、桃ちゃん!?」

私は慌てて、桃ちゃんを引っ張った。


「ぷはあーー!!」


桃ちゃんは私に引っ張られて、ぬいぐるみの山から顔を出した。

「桃ちゃん大丈夫?」

「はあ!スイマセン!ぬいぐるみ可愛いなって思ってちょっと遊んでたらいつの間にか周りが暗くて…勝手にごめんなさい!」

桃ちゃんは凄い勢いで謝って来た。

「大丈夫だよ。桃ちゃんは大丈夫?」

「はい、大丈夫です」

下を向いている桃ちゃんは何だか大丈夫じゃなさそうで、もう一回「大丈夫?」って聞いたら桃ちゃんは私に飛びついてきた。
「よしよし」

私は桃ちゃんの頭を撫でながら飛びついてきた体をぎゅっと抱きしめた。

「翔…ちゃん?」

「どしたの?」

「私翔ちゃんの事好きだよ」

「うん。私も」

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