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学園ゲーム~恋の行方は~

第5章 生徒会長は危険人物?





「えっえ?ちょっと待って…。
僕が姫ってどういうこと?
いつ決まったの?」



あれぇ?
可笑しいなぁ…。
僕の記憶違いじゃなかったら、
僕、姫に選ばれた覚え
一度もないんだけどなぁ…。


その事を麗夜くんに伝えると、
またもや驚いた顔をされちゃった。


「気付いてなかったのか…」


何が?と首を傾げる。


「ハァ…。さっき会長が、
捺希に決めたと。言っただろ?」


確かに、言われたねぇ…。


ここでハタッ。と気付く。


「つまり…」

僕がそれだけ言うと、

「そういう事」

と、返された。


会長さんの言ってた
僕に決めたというのは…

“お前を姫に決めた”という
意味だというのに、
気付きたくないけど
気付いてしまった僕。




 

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