学園ゲーム~恋の行方は~
第7章 貞操の危機
「ん…?どちらさん?」
同室者さんの前まで行ったら、
声をかけられた。
「えっと…初めまして。
この度同室者になりました、
要捺希です。
これから宜しくお願いします」
ぺコリ。
頭を下げて挨拶をしてから、
顔を上げると同室者さんは
僕をジロジロ。と見てくる。
?
何だろ?
「ふぅん…。要ね。
俺は坂巻浅杜(さかまき あさと)
まぁ、宜しく」
スッ。
と差し出された手。
握手かな?
そう思い僕も手を出したら…
パシッ。と手を掴まれ、
視界が反転した。