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幼なじみ

第4章 傷





♪~♪~♪―――…



 耳元で突然携帯の着信音が鳴り響き、俺は深い眠りから目を覚ました。


「ゔ……んん…?」


ごろんと一度寝返りを打ち、ふと、隣に寝ていたはずの翔が居ないということに気がついた。


俺は慌てて起き上がり、きょろきょろと室内を見渡すも、翔の姿は見つからない。


現在の時刻は午前6時。こんな朝の早くからどこへ行ったんだと俺は不安になる。


先ほど鳴り響いた携帯を見てみると、液晶画面には蕪木翔という表示。


俺は急いで受信BOXを開いた。



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