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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~

第4章 ♠RoundⅢ(淫夢)♠ 

「愛してる、紗英子」
 意識を失う寸前、直輝の声が耳に流れ込んできた。少なくとも、この瞬間、直輝は確かに紗英子を抱き、心から妻を愛しいと思ったのだ。その言葉にも心にも嘘はなかっただろう。
「もう、無理。直君―」
 あまりに烈しい荒淫に、紗英子は身も心も疲れ果て、深い眠りの底に落ちていった。

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