テキストサイズ

ボカロ物語長編集

第2章 ありがとう




「ぎゃっ!」


「もう少し可愛い声で
叫ぼうよ(笑)」


そんなこと言われたって
とっさに出る声
作れるかっつーの!!


「恋は怖くないの…?」


「うん、作り物だし」



ま、まぁそうだけどさ…。



私は力いっぱい恋の
腕に自分の腕を絡ませて
前へ前へ進む。














「は、…ふぅ…」


なんとか無事に
教室を出ることができた。



「もう、ぐみ怖がりすぎ(笑)」


「だって…(泣)」


作り物にしては
かなりリアルだったもん。



 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ