ボカロ物語長編集
第2章 ありがとう
そして、放課後。
「れーん!」
「ぐみ~!」
ぎゅう
「ちょ、恋!
恥ずかしいよ//」
恋はまだ廊下なのに
抱きついてきた。
恥ずかしすぎる……//
まぁ、人は誰一人
いなかったけど。
「そういえばどこ行くの?」
私は恋の左手に
自分の右手を重ねる。
「いや、お姉ちゃんからさ
これもらったから一緒に
行きたいなぁって」
そう言ってひらひらと
恋はスイーツと書いた
紙を見せてきた。
「ス、スイーツ!!」
甘いもの大好き!
しかも、かなり
人気のスイーツ店
私は楽しみで仕方なかった♪