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恋を知らない少年

第1章 プロローグ

チュンチュン、チュンチュン

ジリリリリリリリリリリリリリリ!ガシャーーーーン!...........

龍也「ふぁーー、朝か~、起きないとな」

俺の名前は木崎龍也(きさきたつや)まぁ平凡な高校2年生だ。

ただ他の高校生と違うといえば恋愛をした事がないくらいだな(多分)
恋愛ってものが分からないで今まで生きてきたんだが他の連中がなんで恋愛というものに執着するかが謎だ。

一度、友達?に何故人を好きになるのかを聞いた事もあったが、イマイチ分からんでいる。
まぁ、俺は今まで恋愛をしないで生きてきたからこれからもしなくていいと思っているわけだ。

まぁ、後は普通の人とは違う能力?みたいな物も俺は持っていたりするが、この話はまた、頃合いをみて話すとしよう。

百合香「おはよ、朝ごはん出来てるから食べちゃいなさい」

龍也「はいはい、いただきます」

この人物は、俺の母親の木崎百合香(きさきゆりか)である。
今まで16年間育ててくれた人だ。
だが、怒らせると人を殺す勢いがあるから逆らえない人でもある。

百合香「あんた、最近学校はどう?」

龍也「んー、まぁまぁかな」

百合香「ふーん、そういえば、好きな人とかできないわけ?」ニヤニヤ

龍也「できると思ってんのか?」

百合香「無理ね!だって、あんた別にかっこいいわけでもないし、強いわけでもないから」

龍也「なら、聞くなよ」

百合香「そうね失言だったわね」

龍也「じゃ、いってきます」

百合香「はいはい、いってらっしゃ~い」

これが、いつもの日常だ。
いつもこんな風に俺をいじって楽しんでるから質が悪い、まぁ慣れればどうってことないんだがな。

健妬「おーーーい!たーつーやーー!」

何故か知らない人が俺の名前を呼んできたんだが

健妬「おい!シカトすんなよな!龍也!」

龍也「誰だっけ?」

健妬「おい!親友の名前を忘れるなよ!冴木健妬(さえきけんと)だよ!」

龍也「?誰だ?俺に親友はいない」

健妬「ま、まぢで、忘れたのか?俺だよ!健妬だよ!いつも一緒に女を探しに行ったじゃないか~」

龍也「そんなことした覚えはない!」

渾身の右ストレートが決まり息を途絶えた

健妬「勝手に殺すなーーーー!」

龍也「いやー、悪い悪い健妬じゃないか、全く気づかなかったよ」

健妬「嘘だよね?!絶対嘘だ!」

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