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全ては貴方の為に

第3章 九河

九河はあたしから離れると、携帯を耳にあてた

「もしもーし、総長サン?声、聞こえたでしょ?俺に触られて感じてんの、この女」

《…チッ。
おい、姫華に言っとけ。
”今日は俺ん家に来い。お仕置きだ”ってな。》

「あいよ」

ブチッ―

電話を切った九河は面白そうに笑いながらあたしに携帯を返して一言言った

「黒羽が”今日は俺ん家に来い。お仕置きだ”だって。今夜は腰が痛くなるまで抱かれるんじゃない?」

『そ、んな…』

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