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理解不能

第1章 ゲーム

朝お母さんに起こされて、制服を着て、ご飯を食べて…支度をして、いつもの通り学校へ向かうつもりだった。
だけど家を出て飛び込んできたのはいつもと同じ景色ではなく、一人の男の子だった。

「悪い!遅れちまって…」

そう言いながら頭を下げている男の子に疑問を持ちながらも、先程時計で確認した時間では遅刻するまでもない時間だったので否定の言葉を出そうと口を開く。

「遅いわ!何やってんのよ!謝ってすむわけないじゃない!」

思っていた言葉より先に出た言葉に自分で驚く。
すると、うっすらとだが見える青色のフィルムのような壁に文字が見えた。


幼なじみの香奈は怒っています。
→もう一度謝る。
→鞄を持つとご機嫌とり。
→胸を揉む。

…なにこれ?
CMで見る乙女ゲーム、みたいな感じの男の子バージョン…?
でも、最後の選択肢は…

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