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気になるアイツ

第4章 混乱

その後は黙々と出された朝食を口に運んで、早く自室に戻ることだけを考えた。

味は全くしない。

どうしても昨日のことを確認したい。

でも方法が思いつかない。

「圭一君」

「ん…?」

「梨江子と話したいの?」

「ん…」

「メアド、送っておくわね?送ってみれば?」

上の空で返事は返していても…っえ?!

目の前でニコニコしてる母。

兄妹が仲良くするのを望んでるのは当然だ。

「でも…勝手に教えたりしたら怒られない?」

「家族なんだもの、気にしなくていいわよ」


ここはアバウトな母に感謝するべきなのか?

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