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気になるアイツ

第10章 文化祭の告白

なんやかんやとかかって、文化祭当日がやってきた。

実行委員は祭りを楽しむ暇はない。

色々な雑事に追われ、昼食すらクラスの誰かが差し入れてくれなければ食べ損ねかねない忙しさだった。

それも、後夜祭になるとさすがに落ち着いた。

後夜祭を仕切るのは実行委員長、その他数名で良かったから、他は後夜祭に参加できることになっていた。

が、俺は疲れきって参加する気にもなれず、校舎に残って遠くから高みの見物をしようと、静かになった廊下を実行委員室にあてられている教室へと向かっていた。

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