テキストサイズ

気になるアイツ

第10章 文化祭の告白

教室に入るとすでに、ほとんどの人が揃っていた。

その中で梨江子が一人ずつに資料を渡している。

藤島にも渡していたが、その二人の様子を見る限りでは、藤島は昨日言った通りに普通に接していた。

慰めるよりも、その実行力を褒めてやりたい気持ちになったが、やっぱりさっきの言葉が気になってしょうがなかった。

簡単に資料の説明があったが、そろそろ他の生徒も集まり出すので、各自持ち場に向かうことになった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ