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気になるアイツ

第2章 変身

帰宅部の俺は遅くまで学校に残ることなんてしないので、あの日も授業が終わってからすぐに学校を出ていた。

二年になって補習がある日もありはした。

が、試験前だったので半分は希望者だけの補習の日だったように思う。

必要な参考書を買いに大きめの書店に行こうと補習はパス。

違う路線のバスに乗り、いつもとは違う経路で家に帰ろうとしていた。

バス停から家まで、ちょっとした距離を歩くことになるなるのが難点だ。

ぶらぶらと新しく買った参考書に目を通しながら歩いていた。

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