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気になるアイツ

第13章 これから

「悪い!」

「遅いよー」

「ごめんって。担任に捕まっちゃってさ」

「お茶は圭一くんのおごりだからね」

「はいはい、わかってます」

あれから、俺たちは家の外で会うようになった。

今日も授業が終わった後、梨江子が一緒に行ってほしいと言うので、コンタクトを買いに来ていた。

コンタクトにして、真面目はやめると言い出したのは梨江子だった。

だがその前にリコをやめてほしいと言い出したのは俺だ。


もう他の男に抱かれるのを見たくなかったから…


当然自分もリコを見ることができなくなるわけだが、それはもうどうでもよくなっていた。

リコと梨江子、俺が今まで見てきたのはどっちも本当じゃなくて、俺と一緒にいるのが素直に自分を出してる梨江子だってわかったから。



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