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さくらさく

第2章 1

「ゆーきぃ♪おっはぁ♪」

今日もだいすきな祐樹との1日が始まる。

「さくらおはよう。」

祐樹は私の彼氏。

なんかがっこー1の美形カップルって言われてるのが私たちらしい。

私はともかく、祐樹はスッゴいイケメン!!

顔だけじゃなくて性格も頭もいい。

なんでこんなにカンペキなんだってくらい。

でも祐樹はスッゴくエロいんだ…

みんなが知ったら引くくらい。

だって朝っぱらから「あー…、ヤりてぇ…」

こんなコト言うんだもん!!

「なぁ、さくらぁ午後サボろぉぜー。」

「バカじゃないの!?」

「ケチぃ」

祐樹はぶーっとすねた。

…別にエロい祐樹が嫌いってワケじゃないんだ。

ただ恥ずかしいだけで…

それに、祐樹とのHは嫌いじゃない。

いや…てゆか好き…?

なんだかんだ言って私も祐樹とのH好きだし…

「なー、俺ヤりてぇよーさくらぁ。しよーぜぇ。」

こいつ…本気でなにいってんだ…まだ登校中だよ?

「でも、まぁ…帰りなら……いい…よ。」

「さくらぁ――――――!」

祐樹が私をギュッと抱きしめる。

「ぅわ………ッ。恥ずかしいよ!!ばかぁ!!」

私は走った。

「あっ。バカっ走ったら発作が起きるぞ!」

「大丈夫だよぉ。」

「お前が居なくなったら困るからな!!」

「あははっ!祐樹過保護だぁ♪」

バカにするように笑う。

「笑うなっ!!」


──────────────昼休み

「ラブラブだねぇ。」

そう言ったのは、親友の、酒井奈々。

奈々ちゃんとは学校でほぼ一緒にいる。

「フツーだよ。奈々ちゃんもラブラブでしょー?」

奈々ちゃんにも当然彼氏はいる。

祐樹と同じクラスの松崎日向。

「うーん?普通じゃないかなぁ?」

「ラブイよ~♪」

「でもさくら程じゃないかな」

「えー?」

「皆が見てるとこでギュッてしないもん♪」

奈々ちゃんがニヤニヤと笑う。

「違っ…///あれは勝手に祐樹が…」

「でもイヤじゃないんだよね?」

またニヤニヤ笑う。

「イヤじゃないよっ!でも祐樹は心配しすぎかなぁ」

「そりゃ、心配するわ。」

「なんでー」

「1ヶ月前ヤバかったからねぇ。」

ドクン…ッ。

「そ、そだね~」

「祐樹君は1人なんだろ?さくらしかいないから大事なんだよ」


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