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さくらさく

第4章  3


―――――……

私は祐樹にすべてを話した。

免疫力低下

年を越せない

全部、全部…

祐樹の顔ひきつってる。

「私から離れた方がいいよ。」

「…っ。だから…何でそんなこと言うんだよ?そばにいるか、いないかは俺が決める。」

私のそばにいてもいいことなんてないのに…

どうして

別れようとしてくれないの?

「もう、無理だから…。私死ぬんだって…」

「…そばにいるから」

なんでわかってくれないの…

辛いのは祐樹なのに…

「俺、ずっとさくらと居る。お前があきれるくらい居るから、…覚悟しろよ?」

泣いてた

泣いてたけど笑ってた。

すごく嬉しかった。

死ぬまでそばにいてくれる…




ごめんなさい祐樹。

こんな私でごめんね。

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