テキストサイズ

どらくえ3

第3章 ナジミの塔

ナジミの塔を下り、岬の洞窟を抜け、俺達は北へ向かった。

目指すはレーベの村だ。

リサ、ムタイの二人が加わったおかげで、戦闘が格段に楽になった。

まず、俺とイースが斬り込み、その間にリサは魔法を唱える。

ムタイはリサの近くで、守りを堅める。

俺達がダメージを負えばムタイが回復してくれる。

先制攻撃の直後、リサの放った火球が飛んでくる。

それで止めとなるときもあれば、魔物が驚いて身動きが取れなくなっている内に俺とイースで止めを刺すこともある。

思いきった攻撃が出来るので俺も剣の腕が上達してきた。

俺とイースが前衛を務めるので、リサもそれほど暴走しない。

「ちょっと!それほど暴走しないってどういうことよ!?」

訂正。

リサは誰にも止められない。

「勝手なナレーションを入れるなあぁぁ!メラ!メラ!!メラァアア!!」

「ぐあぁ!やめろーっ!」
ボッ!

…そんなこんなで、この辺りに俺達に敵はなく、岬の洞窟を出て3日目に順調にレーベ村に到着したのだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ