どらくえ3
第5章 レーベからいざないの洞窟へ
アリアハン山脈は大陸の中央を東西に走っている。
尾根筋は雪で白くなっている。
アベル達はこの山脈の北側にあたる丘陵地帯を東に向けて歩いていた。
レーベを出てから二日。
標高も上がっており、樹林の背も低く、稀に高山植物も自生している。
敵は少ない。
レーベを出てすぐにオオガラスが襲ってきたが、リサのメラで焼き落とし、アベルとイースで串刺しにした。
「焼き鳥だな…」
「一杯やりたいもんじゃの」
ムタイがイースで手に入れたお気に入りのひょうたんを揺らす。
中には酒が入っている。
「前から思ってたんだけど、ムタイって聖職者じゃないの?」
「まあ、そんなところじゃが?何か?」
「酒は飲んでもいいの?」
「それはの~…ん~…あ~…む~…そうじゃ!」
ポンとムタイは手を叩く。
「お清めじゃ!神様のために体を清めているのじゃ!」
「そうか、お清めなら仕方ないかーって、絶対思いつきでしょ?!」
「堅いこというでない…酒は飲んでも飲まれるな。これさえ守ればオッケーじゃ」
…別にいいけど。
尾根筋は雪で白くなっている。
アベル達はこの山脈の北側にあたる丘陵地帯を東に向けて歩いていた。
レーベを出てから二日。
標高も上がっており、樹林の背も低く、稀に高山植物も自生している。
敵は少ない。
レーベを出てすぐにオオガラスが襲ってきたが、リサのメラで焼き落とし、アベルとイースで串刺しにした。
「焼き鳥だな…」
「一杯やりたいもんじゃの」
ムタイがイースで手に入れたお気に入りのひょうたんを揺らす。
中には酒が入っている。
「前から思ってたんだけど、ムタイって聖職者じゃないの?」
「まあ、そんなところじゃが?何か?」
「酒は飲んでもいいの?」
「それはの~…ん~…あ~…む~…そうじゃ!」
ポンとムタイは手を叩く。
「お清めじゃ!神様のために体を清めているのじゃ!」
「そうか、お清めなら仕方ないかーって、絶対思いつきでしょ?!」
「堅いこというでない…酒は飲んでも飲まれるな。これさえ守ればオッケーじゃ」
…別にいいけど。