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DRAW!

第2章 《 二章 》DRAW?

ゆっくりと筆をキャンパスに下ろす。

それが、DRAWからPAINTへの成長だった。

色を付けだしたからだろうか。
自身のこだわりからだろうか。
運命なのだろうか。

時が進むたび、私は成長した。
たしか、悪い方に。

私は、
ひどくこだわり、より几帳面な世界を生み出そうとした。

そうだ。
ガタガタな線を定規で引いたような線に変えた。

そして、貪欲に色を追求した。

心の変化からだろうか。
俺は言葉遣いまで、以前と変わっていったんだ。

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