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きみ

第1章 俺様ボーイ



『あー、めんどくせぇ』


隣からいきなり聞こえた声。

入学したばっかだから、
委員会とかを決めてる途中の出来事。


『クラス委員長男女1名ずつ!決まらないと帰れないんで、誰かお願いします!』

『あーもう…俺と、えーっと、こいつ、こいつでいいからさっさと帰ろうや』


彼がいった“こいつ”は“あたし”だ。


「……はぁ!?」


ふざけんな!と言いたかったけど、皆は次々と帰っていってしまった。


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