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切ない朝

第1章 プロローグ

いつもより1時間早く家を出た。
今日はバレー部の試合で遠征に行かなくてはならないのだ。
私は2年でレギュラーでもないので相手の学校に用具なんかを持って先乗りしなければならないのだ!

名前はショウコ。晶子と書く。今時○○子なんて古臭い名前でいやだけど、どうもおじいちゃんが名付け親らしい。まぁ痛い名前の子よりはいいけどね。同じガッコにセレナって子がいるけど明らかに名前負けしてるよ。

私は身長152で中2としてはまぁ普通のほうだけどやっぱバレーやるんならもっと背がほしいよw。こればっかりは言ってもしょうがない。顔は童顔でいやだけどまぁ並程度と自覚してます。

さて、早いとこ行って準備しないと先輩にまた怒られる。私はでかいバレーボールバックとガッコの名前の入った部活用のデカスポーツバックを二つの肩に乗せてえっちらオッチラ歩いてバス亭に向かう。弱い風が吹いて私のショートカットの髪が顔にかかってくすぐったいけど両手がふさがってるのでなにも出来ない。5分も歩けばバス停だ。

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