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切ない朝

第7章 もう少し

・・・・・ぁぁぁあもう・・・ダメ・・・

昌子の体は大きな波にさらわれるように上も下も左右の感覚もわからなくなった。

波にどこかに連れ去られるような感覚が昌子を襲う。

足元に力が入らない。

波に連れて行かれないように昌子の右手は男の性器を思いっきり握る。

力が入らない体に無理やり力を入れる。力を入れないとどこかに連れ去られてしまう。

昌子は本気でそう思った。

昌子の体がこわばる。

ひときわ大きな波が昌子を襲った。

快楽の波が昌子の体を突き抜けた。

昌子は耐えられずに崩れ落ちた。

いや崩れ落ちような錯覚に陥った。

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